先ほども述べましたように、束石から束が、外れている事やまた束石にのっていない(浮いているなど)場合が多く見られます。
やはり施工し直すのが、一番良いと考えます。今はプラ束や金属製で調整の出来る束がたくさん出ています。しかも対応できる重さなどの表示も出ていますので施工しやすくなっています。
束の交換等が出来ない場合は、根がらみという方法を取ってみてはいかがですか、以前は当たり前の工法だったのですが、今は束自体が変わってきましたので、見かけることが少なくなってきました。
素人の方でも簡単に出来ますから、今の木製の束を繋げるという感じで良いです。ツーバイ材で良いと思いますがシロアリ処理をされてから施工したほうが良いです。
束と土台を繋げる、束と束を繋げるそうすることによって、束がずれにくくなってきますので、私は良い方法だと思います。
ブロックの上に置かれただけの束と大きく
ずれている束
土台
基礎と柱をつなぐ大切な構造材です。よくシロアリの被害がある所です。土台にシロアリの被害がある場合は、土台自体を交換するのが、一番良い方法です。シ ロアリの被害が無くても腐っている場合も同じように交換が必要です。つなぎ方はいろいろな方法がありますが、一般的には腰掛鎌継ぎ手が良いと思います。
土台自体を火打ち金物で水平補強する方法もあります。
ここでシロアリのお話を少ししておきたいと思います。
シロアリについて、よくクライアントとのお話に出てくるのですが、『シロアリ(羽蟻)が出てきましたので、自分で薬をまいて退治をしましたと!』それはそ れで良いのですが、それは成虫化した一部のシロアリが移動の為に出てきたということでしかないので、家からいなくなった訳ではなく、本隊のシロアリが巣を 作っていることを、確認しなくてはいけません。そのままにしていると、蟻害は、その後も拡大し続けますから(私のHPの悪徳リフォームの所をご覧くださ い)すぐにシロアリ処理を専門家に依頼して、家本体の処理をしていただかなくては、いけません。
シロアリを甘く見てはいけません!地震などで崩壊した家の中に
シロアリ被害が大きく関わった、と言う報告もあるぐらいですから。
大きくなった土台
サンドイッチ工法で大きくなった基礎に土台を
新しく交換した所
大きくなった基礎に土台を施工
このページは耐震補強基礎工事について説明しています。基礎工事から耐震補強工事を行うということは建物を最低床の部分を スケンルトン状態にして行わなければなりませんので、それだけの費用がかかってきますが、最適な耐震補強といえると思います。基礎を補強する方法も上記の 方法以外、アラミド繊維補強、炭素繊維補強などいろいろな工法がります。その建築物によって最適な耐震基礎補強を考えることが一番だと思います。万が一の 震災から身を守る=命だけは助かるという考え方で行うことですね。
住まいの耐震補強リフォームやリノベーション、新築耐震化住宅の事例紹介です。ぜひ参考にしてみてください。