今年も 当事務所を卒業していったスタッフがいます
そして、新しいスタッフが入ってきています
建築事務所は そのトップの考え方で
同じ建築事務所でも仕事の内容はずいぶん違うものです
特に私の事務所は 考え方がまったく違いますから 大変だと思いますよ
設計事務所では普通しないことばっかりですから
きっと目が点になっていることでしょう
でも これからは設計事務所
工務店が一緒になったような設計事務所が増えてくると思います
今までは 設計事務所が工務店を監理して
工務店が下請け各業者を管理する
その下受け業者が職人を管理して施工していく
私の考え方や欧米では 設計事務所が職人を監理指導して施工していく
この方法が一般化していくと思います(大きな工事は少し難しいと思いますが)
設計と施工が一体化することは 私は良いと考えています
しっかりした施工監理ができる
その場で一番よい工法や方法を指示できる等たくさんあると思います
しかし 設計 施工を分離したほうが
良いと考える方もいますね これも一理あります
一般の住宅などは 設計施工分離方法より
しっかりと設計した側が職人に指導し監理し施工した方が
無駄やロスのない良い仕事ができると思いませんか
分離した分だけ たくさんの人間が入りますと費用もかかります
何よりも伝達することに時間がかかりすぎる
本当の内容が伝わらないなどマイナス要素が大きいと考えます
通常は分離した業者の分も当事務所で行うことになりますから
新人(他の設計事務所から来た)さんは びっくりするみたいです
でも 新人さんには 今まで見えなかった部分なども解ってきますし
本当の意味での 一から最後まで仕事ができるということが
これから独立する上で大切なことになっていると私は考えています
施工していますと 本当にいろいろなことが起こってきます
ビックリするくらいのことが 平気でバンバン!
その場で適切な指示ができなければ 将来独立なんかできませんよ
これは経験が物を言うともいますが・・・
当事務所では 教えるということはあまりしませんね
学校ではありませんから 本人が調べることを優先しています
私もそうですが 教えてもらったことはすぐに忘れてしまう!
またその教えてくれた人間を頼ってします等があります
自分で調べて(先輩からのアドバイスはありますよ)
納得したものは よく覚えているものです
できるだけ その方に覚えてもらう為に
(本当は教えた方が早いこともたくさんありますがあえて)
少しきついかもしれませんが本人の為ですから
同じことをするにも その方の個性がでますね
私も個性きついですが びっくりさせられることがあります
しっかり石橋をたたいて進んで行く者
叩きすぎて壊してしまう者
要領が良くて 体裁だけを整えて行く者
自分の今の能力ではできないことなのにいかにもできたように見せかける者
一生懸命努力しても なかなか進まない者
いかにも仕事しているように見せ掛ける者・・・・
本当にいろいろな方が世の中にはいます
また マイペースという言葉がありますね
その方にあった速度で進んでいく・・・
これも良いような 良くないような?
私の考えですが
仕事(人生)にはいろいろな段階があると思います
その段階に上がるのに普通の速度で半年かかったとします
通常 4段階上がって 一区切りとしますと
あるマイペースの方は 人よりいっぱい努力して
一段階を3ヶ月で(通常は無理ですが)
では10年後の二人の差は????
びっくりするぐらいの差がついいていると思います
この差もマイペースということなのでしょうか
私は欲どうしい人間ですから
人よりもっと努力して 先に進んで自分の夢を実現しようとしています
せっかく勉強した事を後輩に伝えたいとも考えています
しかし 人を育てることは 本当に難しいですね
つくづく感じている今日この頃です |